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やせうまだんご汁とは
大分県郷土料理「だんご汁」を、
現代風にアレンジした「ハレの日」料理です。
ヘルシー、そして、「やせる」「うまい」な「だんご汁」です。
読売新聞主催 第1回「新・郷土料理なべ部門大賞・日本一」
小麦粉を塩と水を入れながら打ち、親指大の団子にして、ねかした後、めん状にするため両手を使って、手で伸ばして行き、それをゆでる。だしの中に白菜、ごぼう、人参、大根、椎茸などきのこ類、えび、鱧、鯛、鶏肉などをふんだんに入れ、醤油、数種類のあわせ味噌・酒かす・練りゴマで味付けする。薬味は「ゆず胡椒」を使用することにより、味噌・酒かすの香りと溶け合い風味豊かな独特の香りが、多々漂う。栄養満点のヘルシー食。
はじまり -ひとつの起源-
大分県郷土料理と祖母のやさしさから誕生した。
平安の昔、豊後の国(大分県)の片田舎の黒野に下向し、隠れ住んだ平家の落人の「藤原清麿(つるきよまろ)」と言う若殿様が住んでいたという。鶴清麿の身の回りの世話をする乳母は、京都の八瀬出身だったらしく「八瀬(やせ)」と呼ばれた。八瀬に育てられた幼君は、小麦粉を練って寝かせて、それを長く伸ばして麺状にして茹で、黄粉(きなこ)をまぶした八瀬お手製の小麦粉だんごをたいそう気に入り、「八瀬、美味い!やせ、ウマッ!やせうま! 」と言って好んで食べられ、村人もこのだんごの事を 「 やせうま 」 と呼ぶようになったという。
そんな名前の由来のある「手延べだんごにきなこをまぶした」お菓子。
「やせうま」そして「手延べだんごを味噌仕立てにしただんご汁」。
大分県の一部の地域では、お盆にやせうまを供える習慣があるほど地域に根付いた、郷土料理であるとともに、手延べだんご汁は昔、どの家庭でも、供されたという素朴な郷土料理だという。米が入手しにくい戦中戦後の時代、すいとんより、少しご馳走という感じで、そのかわりに手延べだんごを、祖母が作ってくれたと話を父はよく話してくれた。そんな「やせうま」「だんご汁」を、くつっけて「やせうまだんご汁」と母が名づけ、その料理に大阪の地で魅了され続けられています。
いつかは、大分県に里帰りさせたいと願い続けております。
やせうまだんご汁の出生などをまとめた、「やせうまだんご汁物語」を出版しました。
書籍の画像をクリックし、ダウンロードしていただければ光栄です。
受賞、及び、掲載実績
[受賞実績]
- 1989-02-09
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読売新聞主催 第1回「新・郷土料理なべ部門大賞・日本一」受賞しました。
- 2010-10-01
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その他、多数
[各種書籍・新聞でご紹介いただきました]
- 平成22年度
- 2010-7-01
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「先見経済」7月号 ㈱セイワコミュニケーションズ出版に「小さな大企業 九州八豊やせうまだんご汁」として紹介されました
http://www.seiwakai.com/senkenback/20100701.html - 2010-7-01
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ほろよい手帳月刊「TARU」7月号 たる出版㈱に「大分県郷土料理の店舗」として紹介されました
- 2010-8-27
- 2010-11-01
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11月1日発売の「Meets」に「郷土料理の特集」として掲載されました
http://lmaga.jp/meets/1011/ -
その他、多数
更新履歴
- 2011-04-25
- 2011-03-01
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やせうまだんご汁のホームページをオープンしました。
- 2011-02-14
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大分県の国東市「道の駅くにさき」に大分1号店を出店しました。